概要
消費者がVisaカードで支払いをする際、取引にかかわる当事者は 、消費者(カード会員)、カ ード発行会社(イシュア)、加盟店、及び加盟店契約会社(アクワイアラ)の4つになります。
イシュアとアクワイアラは、カード支払いが安全に処理・決済され、加盟店に迅速に届けられるように、一連の必要なプロセスを実施します。カード利用分がイシュアからアクワイアラに支払われる際に、インターチェンジ・フィー(IRF)と呼ばれる手数料が差し引かれます。
イシュアはIRFから得る収益をもとに、全国の消費者や企業に対し信用供与を行うと同時に、不正防止、サイバーセキュリティ、カスタマーサポート、決済イノベーションの開発等のために必要な投資を行います。VisaはIRFから収益を得ることはありません。
アクワイアラは店舗との間で加盟店契約を締結して、カードが利用できるようにします。アクワイアラはその提供するサービス内容や手数料に基づき、互いに競争しながら加盟店開拓を推進します。
アクワイアラが加盟店に請求する加盟店手数料は、加盟店とアクワイアラの間で直接交渉されます。Visaは加盟店手数料の交渉には関与しません。
Visaは、決済ネットワークとして、決済エコシステム全体の成長を促進しながら、バランス、セキュリティ及び安定性が確保されるために、IRFを設定するという重要な役割を担っています。
なお、イシュアとアクワイアラが同一会社である場合(いわゆるオンアス取引)には、VisaNetにて取引が処理されず、IRFは適用されません。