VisaとBradesco(ブラデスコ銀行)ウェアラブル端末をブラジルに導入2016年リオ オリンピックに新たな決済方法が登場
06/17/2016
本リリースは 2016年6月16日ブラジルにて発表されたリリースの抄訳です。
Pulseira Bradesco Visa事業の第一段階として、約3,000人が参加予定
両社がスポンサーを務める、リオ・オリンピックの期間中にウェアラブル端末を試験的に導入
2016年6月16日、サンパウロ –VisaとBradesco(ブラデスコ銀行)は本日、両社として初のブラジル市場向けブレスレット型ウェアラブル端末、「Pulseira Bradesco Visa」を発表しました。この端末は、2016年リオデジャネイロオリンピックに先駆けて現在、実証試験を行っています。この新製品は、8月のリオ・オリンピックで使用可能となる予定で、近距離無線通信(NFC)の技術を用いた画期的な非接触型決済として、テクノロジー、ファッション、スポーツの要素を融合し、消費者の支払い体験を向上させます。
リオ・オリンピックで導入されるこの新たな決済方式は、限られたファンや参加者を対象に、大会期間中のスワイプ、タップ、ディップまたはクリックによる支払いを可能にします。このブレスレット型ウェアラブル端末はブラジル国内でのみ利用可能で、同国には、近接通信を可能とするNFC対応リーダーが100万台以上設置される予定です。2016年リオ・オリンピック期間中、オリンピックパークに設置される4,000台のPOS端末すべてに、このテクノロジーが搭載されます。
Visaブラジルの製品担当バイスプレジデントであるペルシヴァル・ジャトバ(Percival Jatoba)は次のように語っています。「ブラジルは、イノベーションが歓迎される国ということもあって、当社にとって世界の中でも最も重要な市場のひとつです。消費者の要求はますます高まっており、新しいもの、便利なもの、日々の生活にうまく溶け込み、また生活の手助けになるようなものを常に探し求めています。今回のブレスレット型ウェアラブル端末は、ユーザーエクスペリエンスの変革と決済の簡略化を実現することで消費者の期待に沿うものとなっております。ペイメントテクノロジー業界を代表するグローバルリーダーの一企業として、当社は、業界内の様々な企業と連携し、今後消費者が日常で使用する様々なデバイスで簡単に、素早く、安全に金融取引を行えるよう尽力しています。」
ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、スマートフォンのアプリ上で、取引履歴の監視や、アカウントの残高確認、盗難や紛失の際の端末の停止、付帯するプリペイドカードへのチャージなどが可能になります。Visaのプロセッシングプラットフォームの安全性や信頼性に基づき、ウェアラブル端末による決済においてもカードに適用されているのと同等の標準的な契約条件により保護されます。
Bradesco Cartõesのディレクターであるセザリオ・ナカムラ(Cesário Nakamura)は次のように語っています。「テクノロジーは常に進化を遂げてきており、当社の課題は利用者の期待に応えることです。こうしたテクノロジーを通じ、身につけるものに電子決済機能を内蔵することは、カスタマーに最先端のものを提供するというBradesco Cartõesの戦略に一致しています。」
セキュリティとイノベーションの両立 簡単に使用できるこのブレスレット型ウェアラブル端末は、加盟店に設置された非接触決済リーダーに近づけるだけで支払いをすることができます。支払いをさらに簡素化するために、50ブラジルレアル未満の支払いに対しては暗証番号の入力が不要です。
現代的なデザインで2016年リオ・オリンピックのロゴが施されており、塩水を含め、汗や水に対する耐性があります。Visaブラジルのマーケティング担当バイスプレジデント、マーサ・クローツィク(Martha Krawczyk)は、「この新しい決済方法の機能性については、運動を楽しむ人や、深夜まで遊んだり、スポーツイベントに参加する人達によって証明されるでしょう。」と語りました。
ブラデスコ銀行はこれまでも常に、テクノロジーを活用し、カスタマーとの関係に変革をもたらしてきました。ナカムラ氏は次のように締めくくっています。「この種のモバイル端末に消費者がどのような反応を示すのか、非常に楽しみにしています。当社の目標は、まずは体験者に満足してもらい、その後、今回の端末をより大規模な顧客ベースで提供できるようにすることです。」
ビザ・ワールドワイドについて
ビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は、世界規模のペイメントテクノロジーを提供する企業です。世界の200以上の国と地域において、迅速、安全かつ信頼のおける電子決済で消費者、企業、金融機関、政府機関を結ぶ役割を果たしています。毎秒65,000件を超す取引を処理できるVisaNetは世界でも最先端の情報処理ネットワークで、電子通貨の基盤であると同時に、消費者を詐欺や不正行為から守り、加盟店への確実な支払いを可能にしています。Visaの事業の特色として、カード発行、融資、会費や利息の設定を消費者に直接行わないことが挙げられます。Visaは取引先金融機関を通じて、デビットカードによる即時決済、プリペイドカードによる事前決済、クレジットカードによる事後決済といった多彩な選択肢を提供しています。詳しくはwww.corporate.visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。