VisaとPlaneta Informatica社、世界中の交通機関向けにスピーディーで安全、便利なタッチ決済を実現する新たなテクノロジーを提供
02/26/2019
- 新テクノロジーVisa Secure Access Moduleにより、これまでになく迅速、簡単に低コストでタッチ改札への移行が可能
- 初のVisa Secure AccessModule活用事例として、4月下旬にMetro Rioがタッチ決済を導入
- 150件以上の交通系案件が進行中。タッチ決済が世界の主要都市で交通の未来を急速に形成しつつあり、Visaは素早く簡単で安全な乗車体験を引き続き提供
サンフランシスコ 2019年2月25日 Visa(NYSE: V)とPlaneta Informatica社は本日、世界の公共交通機関向けに、これまで以上に迅速、容易に、またコストを大幅に抑制しつつタッチ決済を導入できる新テクノロジーを提供することを発表しました。このVisa Secure Access Module(Visa SAM)は、交通機関が現在の改札や端末の入れ替えコストや技術的要件を必要とせず(1)、非接触カードやスマートフォン、ウェアラブル端末によるタッチ決済を乗客に提供するシステムを容易に実現できるものです。
タッチ決済は世界中の主要都市の公共交通機関の未来を形成しつつあり、乗客は切符の購入やチャージのために列に並ぶ必要がなくなり、貴重な時間を節約することが可能となります。Visa SAMは、改札や読み取り端末に投資をしたばかりの交通機関にとっては、タッチ改札のメリットを提供するコスト効果の高いソリューションとなり、顧客体験の向上、乗車率のアップ、チケット関連の諸経費の削減を実現できます。新たに改札やハードウェアを導入するのではなく、安全なタッチテクノロジーEMV®に基づくVisa SAMを既存システムに直接導入することで、コストや導入期間を大幅に短縮することができます。Visa SAMは、交通機関向けとしては初となるテクノロジーで、すべてのVisa Readyテクノロジーパートナーに提供され、交通系のハードウェア、ソフトウェア各社の製品に簡単に組み込むことが可能です。
Visaのアーバンモビリティー部門グローバル責任者、ニック・マッキー(Nick Mackie)は次のように述べています。「これは切符やチャージを必要なくすることで顧客体験を改善し運用コストを削減しようと考える公共交通機関にとって画期的な進化です。Planeta Informatica社との協業により、拡張性と安全性の高いタッチ改札への移行を推進しつつ、交通系システム全体で何千台にもなりうり改札読み取り機の入れ替えの負担を取り除くことで交通機関が時間とコストを節約できるようにします。」
Planeta Informática社のCEO、アルトゥール・コスタ(Artur Costa)氏は次のように述べています。「新テクノロジーVisa SAMは、当社の公共交通機関における15年にわたる経験と、Visaが2017年にリリースした最新決済フレームワークMass Transit Transaction(MTT)を組み合わせたものです。Visaとの真摯な取り組みにより、電子チケット基盤全体を置き換える必要なく、既存のクローズドループ型決済システムをEMVコンタクトレスに対応させるための最善のテクノロジーソリューションを構築してきました。」
Visaが外部に委託して実施したグローバル調査「The Future of Transportation: Mobility in the Age of the Megacity(交通の未来:メガシティー時代のモビリティー)」によると、公共交通機関を利用する通勤、通学者にとって複雑な決済は悩みの種となっており、タッチ改札などのソリューションにより支払いを簡素化することが、今後の乗車率や満足度の向上に不可欠であることが示されています。通勤、通学者は、支払いがもっと簡単であれば公共交通機関の平均利用が27パーセント拡大すると回答し、47パーセントの回答者が、交通手段によって異なる切符が必要となることは問題だとしています。(2)
Visa SAMの導入は、世界中の交通機関が最もコスト効果の高い最善の方法を特定し、既存インフラに対するプレッシャーの拡大に対応しつつ、将来にわたって活用できるテクノロジーに投資できるよう支援してきたVisaの経験に基づくものです。過去1年だけでも、Visaは12カ国20都市で交通系タッチ決済ソリューションを立ち上げ、現在150案件以上が進行中です。
VisaとPlaneta Informatica社はIngenico Groupと提携し、4月下旬のMetro Rioのタッチ改札立ち上げの一環としてVisa SAMを導入します。
Ingenico Groupのエンタープライズリテール部門交通系担当責任者、ヴェンセスラス・カルティエ(Venceslas Cartier)氏は次のように述べています。「VisaとPlanetaの両社により当社の既存のタッチ端末に新たにVisa SAMが導入されることを歓迎します。これは決済モジュールから、専用ゲートウェイや決済対応などを含めた包括的なソリューションまで、交通機関の決済ニーズに対応するソリューションの多様性を示すものです。VisaとPlanetaの両社と引き続き連携し、当社の最新世代のオープン決済端末の提供を含め、顧客体験を向上していきたいと思います。」
1): 日本においては、端末等の仕様により必要な場合があります。
2): “Future ofTransportation – Mobility in the Age of the Megacity” 2019 Visaによる委託調査
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ビザ・ワールドワイドについて
ビザ・ワールドワイド(以下、Visa)は、電子決済の世界的リーダーです。Visaのミッションは、最も革新的で信頼性が高く安全な決済ネットワークで世界を結び、個人や企業、そして経済の繁栄に貢献することです。Visaが保有する最先端のグローバルなプロセシングネットワークであるVisaNetは、毎秒65,000件を超す取引を処理することができ、世界中に安全かつ信頼のおける電子決済を提供します。Visaは常にイノベーターであり続け、あらゆるデバイスを利用した商取引の発展を促進し、誰でもどこでも利用できる夢のキャッシュレス社会を実現する原動力となっています。世界がアナログからデジタルに移行しつつある今、Visaは自社のブランド、商品、人材、ネットワーク、および企業スケールを活かして商取引の未来を形作っていきます。詳しくは、https://usa.visa.com/about-visa/our_business.html(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。
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