TISのモバイルウォレットソリューション「WalletEVO」がVisaの「トークン・リクエスターTSP」に国内初で認定~ 迅速かつ容易にセキュアなデジタル決済サービスを提供 ~
06/18/2019
TIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野
徹、以下:TIS)と、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:スティーブン・カーピン、以下:Visa)は、Visaのトークンサービスプロバイダープログラム「Visa Token Service Provider(TSP)」の「トークン・リクエスターTSP」に、TISのモバイルウォレットソリューション「WalletEVO(ウォレットイーボ)」が国内初の認定を受けたことを発表します。
<「WalletEVO」のサービスイメージ>
Visaのトークンサービスプロバイダープログラムは、Visaと認定パートナー企業との連携によってセキュアなデジタル決済の浸透を加速させるプログラムです。
Visaの認定パートナーの1つである「トークン・リクエスターTSP」は、Visaトークンサービス(VTS)※1などのネットワークに接続するパートナーで、VTSを利用して消費者向けのデジタル決済ソリューションを提供するモバイル・デジタルウォレット事業者(以下:トークン・リクエスター)が迅速にVTSを利用できるよう支援します。
トークン・リクエスターの決済アプリケーションや携帯電話、今後の拡大が見込まれるインターネット接続機器(IoT機器)などの消費者端末で、Visa決済トークンのプロビジョニングやライフサイクル管理を可能にすること、高いセキュリティ基準に準拠していることを認められ、「WalletEVO」が「トークン・リクエスターTSP」に今回認定されました。
※1 Visaトークンサービス:Visaが提供する、プラスチックカードで利用されているカード番号を、EMVCo.
準拠の「トークン」と呼ばれるカード番号と異なる独自の数列に置き換えて決済ネットワークに流す技術。この「トークン」ではカード番号などのユーザーの決済口座に関する情報を保有しないため、実際の店舗(非接触決済)ならびにモバイルアプリ上(in-app)での利用時にカード番号などが通知されることがなく、より安全性の高い決済が可能になる。
Visaのトークン・リクエスターTSPに認定されたことで、「WalletEVO」ではトークン・リクエスターが独自に提供するモバイルアプリに対して、「Visaのタッチ決済※2」機能を短期間でスムーズに組み込むことが可能になります。
TISでは、「WalletEVO」をモバイルに加えてウェアラブル端末、IoT家電、コネクティッドカーなどのサービス事業者に向けて展開していき、様々なデバイスがインターネットに接続されるIoT社会での、決済時の安心を担保するセキュリティインフラの一旦を担うことを目指します。
Visaでは、安心・安全かつスピーディーな決済方法である「Visaのタッチ決済」をより多くの消費者の皆さまにご利用いただけるよう、トークンサービスプロバイダープログラム「Visa
Token Service Provider(TSP)」の展開を今後も推進します。
※2 Visaのタッチ決済:日本を含む世界約200の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法です。店員にカードを渡すことなく、レジにあるリーダーに非接触対応のVisaカード(クレジット・デビット・プリペイド)をタッチするだけで、サインも暗証番号の入力も不要*で、スピーディーかつ安全にお支払いが完了します。世界では、多くの国で非接触決済が一般的になっており、2020年までには世界の全カードの約50%**が非接触対応になると考えられています。
*一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要となります
**
Juniper Research, ‘Contactless Payments: NFC handsets, Wearables, Payment Cards
2016-2020
■背景
消費者ニーズに沿って多様化した決済手段では、物理的なプラスチックカードではなく、アカウントによる決済のデジタル化が進んでいます。IoT社会で、さまざまなアカウントで決済のデジタル化が進む中では、高いセキュリティの確保が必須であり、トークナイゼーション技術※3を活用して情報漏えいのリスクを軽減させていくことが重要になります。
そこで、TISでは「トークン・リクエスターTSP」認定を取得した「WalletEVO」で、VTSへの迅速なアクセスを提供し、安心安全なデジタル決済を素早く展開したいトークン・リクエスターを支援します。
※3:1つのカード番号から利用形態ごとに別々の番号(トークン)が割り当てられ、その別々のトークンで決済を行う方法。
■「Visaのトークンサービスプロバイダー(TSP)プログラム」について
Visaのトークンサービスプロバイダープログラムは、Visaと外部パートナー企業との連携によるVTSの提供を通じて、セキュアなデジタル決済の浸透を加速させるプログラムです。テクノロジー企業、デバイスメーカー、イシュアー、IoT企業、ウォレットプロバイダー、加盟店など、新たなパートナーによるVTSへのアクセスを拡大することで、さらに迅速かつ容易にセキュアなデジタル決済サービスをあらゆるデバイスを介して市場に提供します。
■「WalletEVO」について
「WalletEVO」は、銀行やカード事業者などのトークン・リクエスターに対して、これらの事業者が発行するスマホアプリに非接触の決済機能を組み込むことができるサービスです。「安心のセキュリティ」「ビジネス展開に合わせたカスタマイズ」「スムーズなサービス立上げ・展開」などが特長です。スマートフォンを用いたタッチ決済を実現し、自社の各種サービスと連携したサービス展開や、顧客とのコネクション強化を実現することが可能です。また、企業ロゴなどを入れてスピーディーに利用可能な汎用アプリをご用意しています。「WalletEVO」の詳細は以下URLをご参照ください。https://www.tis.jp/service_solution/evo/walletevo/
TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。https://www.tis.co.jp/
Visaについて
Visaは、電子決済の世界的リーダーです。Visaのミッションは、最も革新的で信頼性が高く安全な決済ネットワークで世界を結び、個人や企業、そして経済の繁栄に貢献することです。Visaが保有する最先端のグローバルなプロセシングネットワークであるVisaNetは、毎秒65,000件を超す取引を処理することができ、世界中に安全かつ信頼のおける電子決済を提供します。Visaは常にイノベーターであり続け、あらゆるデバイスを利用した商取引の発展を促進し、誰でもどこでも利用できる夢のキャッシュレス社会を実現する原動力となっています。世界がアナログからデジタルに移行しつつある今、Visaは自社のブランド、商品、人材、ネットワーク、および企業スケールを活かして商取引の未来を形作っていきます。詳しくは、https://usa.visa.com/about-visa/our_business.htmlト(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。
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