【Visa Blog】公共交通機関でのタッチ決済、10か月で10億件
09/27/2022
*本Blogは 2022年9月21日米国にて発表されたVisa Blogの抄訳です。
ご参照: https://usa.visa.com/visa-everywhere/blog/bdp/2022/09/20/ten-months-one-1663702883942.html
世界中で交通機関のデジタル化が進み、非接触決済が飛躍的に拡大
公共交通機関に利便性を求める利用者がますます増加中です。Visaの「アーバンモビリティの未来」最新調査によると、乗客の91%が公共交通機関による非接触決済の導入を希望しており、3分の1近くが公共交通機関を選択する決め手として、非接触決済を第1位に挙げています1。
同調査によると、乗客の88%が、環境負荷への配慮を理由に、よりサステイナブルな公共交通機関をより多く利用する意図をもっていると回答し、少なくとも週に3日以上を利用している乗客は62%にのぼります。
「Tap-to-ride(タッチ決済での乗車)」のテクノロジーを公共交通機関に導入すれば、既存のカードやモバイルウォレットによる運賃の支払いが可能となるため、小銭を持ち歩いたり交通系プリペイドカードのチャージ状況を気にしたりする必要がありません。Visaは、バンコクやメキシコシティ、リオなど世界中の都市の公共交通機関において、タッチ決済での乗車サポートする一方、2011年に初めてこのテクノロジーを導入して以来、、世界中で550件以上に及ぶ導入プロジェクトを完了しています。
デジタル決済の急速な成長は、消費者にとってこの選択肢がいかに魅力的かを示しています。Visaのネットワークは、2011年以降初めて、公共交通機関でのタッチ決済の件数がわずか10か月で10億件を超えました。ヨーロッパでの決済が最大の割合を占めており、ロンドン交通局だけで1日400万件超の決済が行われています。しかし、ヨーロッパに限らず、どの地域においてもタッチ乗車決済は確実に拡大しており、北米では交通料金支払いの約5分の1がタッチ決済となっています2。更に、非接触決済テクノロジーは、乗客に利便性や柔軟性を提供するだけでなく、交通機関の投資利益率(ROI)を高めることが証明されています3。
同じ非接触テクノロジーがVisaのプリペイドカードやその他カードにも採用されており、財政状況や銀行口座の有無にかかわらず、こういったカードによってあらゆる交通機関利用者にデジタルチケットサービスを提供しています。世界におけるファイナンシャルインクルージョン(金融包摂)の推進において重要な役割を果たしているのです。
Visaは、政策立案機関、都市計画を行う地方自治体、交通当局、交通事業者、ソリューションプロバイダーと共に、都市に住むすべての人が、様々な移動手段をシームレスに利用できるように、都市での新たな移動体験の実現に向けて議論を続けています。VisaはResilient Cities Networkを通じ、中南米やカリブ海地域の多くの都市と提携し、それぞれの都市独自の課題に対応するためのデジタルソリューションを共同開発しています。
またVisaは、共有かつ接続された、また脱炭素のモビリティエコシステムの確立に向け、課題や解決策の理解を深めるため、世界経済フォーラムが進める「Global New Mobility Coalition(グローバルで新しいモビリティ連合)」イニシアチブとも連携しています。本チームは最近、運賃決済におけるイノベーションが持続可能性に与える効果を検証しました。モビリティ決済におけるイノベーションが地球に優しい移動に貢献
過去60年間、Visaは政府機関と連携し、人々の決済や通勤の手段、経済発展を目指すの変革をサポートし、あらゆるコミュニティの活性化に貢献してきました。誰でも、どこでも、交通料金の支払いができる手段の変革は、Visaの最新の取り組みです。
Visaによるグローバルアーバンモビリティイニシアチブの詳細は、Visa’s Global Urban Mobilityページをご覧ください。Visaによる「アーバンモビリティの未来」調査の詳細はこちらです。
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